二十歳

オタク備忘録

きみとワルツを

 
2018/0324 きみとワルツを 鶴丸国永(刀剣乱舞) 更新しました
 
生まれて初めて書いたんじゃないかっていう死ネタ悲恋で、あんまり明るくない話です。鶴丸パリは燃えているかって言わせたかっただけという節はあります。
男女関係の破滅において口喧嘩はつきものだと思いますが、そういうときにかぎってうまく話がかみ合わないまま関係性がくるってしまうものだと思っています。ここは書いててちょっと楽しかったです。
作中では人格とかどうとか言っていますが、これはたしかハンナ・アーレントの芸術と不死性とか労働と活動と仕事がどうのこうのみたいなのを勉強した時に、とくに印象深かったところです。
生命は肉体が死んでしまったときに死んでしまいますが、人格、その人に関する連続的な記憶は、ものや人との交流の間に残る。なので、人間はギリシャ神話の神々のような、殺されない限り死なない不死性を持つし、生きている人は死んでしまった人のことを覚えている義務が生じることもある、みたいなことです。一言で言ってしまえば「忘れられない限りはその人は死なない」ということなのですが、勉強しているときに腑に落ちた感覚があっておもしろかったので、ついつい書いてしまいました。
息をするように現代パロディですが、原作が器物である彼らは、そういう多くの人間の人格のなごり、残り香のようなものをたくさん纏っているのかなと思います。あと別れていってしまうこと、死んでしまうことは単に遠ざかるだけではないなと思うので、そのことについても。生きているっていうことは、一度きに分かることだなと思っています。
いろんなことをぐちゃぐちゃ書きましたが、本当に久しぶりに勢いだけで書きました。けっこう考えてかくことが多かったので、久しぶりの感覚で面白いです。
 
面白いといえば、読まず嫌いしていた京極夏彦を読みました。ハチャメチャに面白かったです。私が好きそうな要素しかなかったうえに、個人的にミステリーがいちばんエンターテイメントな読み物なので、わくわくしながらあっという間に読み切ってしまいました。はやく続きが読みたいです。
何年も生きてないですけど、生きているとおもしろいことにたくさん出会えるので人生は本当にサイコーやな…と思っています。リンクさせていただいているベルグラのりっちゃんと博多東京でジョウタロウの値段がヤバヤバな着物試着したり太宰府に呼ばれたりして遊んだり、旧知の友だちと吉祥寺デートしたり、ジャズバーデビューしたり、勉強したり。世界にはおもしろいことが多すぎるし、おもしろくてワクワクして、ドキドキして、そういうことに夢中になって、愛とエモを見つめながら生きていきたいぞと日に日に思いますね。
 
そういえばボールルームへようこそをすすめられて、あまりの面白さで社交ダンスのお稽古もはじめてしまいました。体を動かすのは本当にサイコーですね……。高校時代まであんまりチャレンジすることもなく生きてきたおかげで、大学生になってからいろんなことに挑戦出来てよかったなあと思っています。
今年、といってももう四月になりますが、資格や思想、哲学の勉強と、習い事、旅行、読書などなどいろんな面白いことに出会っていきたいですね。
今年でかけたいのは下関、壇ノ浦、伊勢、倉敷、鳥取砂丘などで、してみたい習い事は着付けと香道です。